2025.05.27
但馬CULTURE VOL.94 藤和の大将軍スギ《朝来市》
朝来市和田山町にある藤和峠を抜けると、集落の入り口にどっしりとした巨木が佇み、大将軍スギと呼ばれ広く地域の人々に親しまれています。この大将軍スギと呼ばれる巨木は、昭和47年には兵庫県郷土記念物に指定され、さらには昭和53年に朝来市指定天然記念物に指定されました。 根周りは11.6m、樹高は35mにも及ぶ大将軍スギ。四方八方に
2025.03.19
但馬CULTURE VOL.93 食べ比べ!浜坂の地えび《新温泉町》
(画像:『地エビィ~トランチ』「甘えび」と「もさえび」の海鮮サラダ<山陰海岸ジオパーク 浜坂の郷 提供> ) 兵庫県新温泉町にある浜坂漁港のご当地グルメ企画「浜坂地えび食べ比べ」を知っていますか?松葉ガニやホタルイカの水揚げで有名な浜坂漁港。春と秋の新たな観光の目玉として、町内の宿泊施設や飲食店では「浜坂地えび」を使った食べ
2025.02.12
但馬STYLE VOL.50 たじマート 《豊岡市》
「たじマート」はインターネットショップから始まった団体です。「たじマート」という名前には、但馬地域にあるお店や人が集まる場所にしたいという思いが込められており、兵庫県豊岡市にあるシェアハウス「大開ハウス」の運営をしながら、地域の人々がつながれる場所づくりに日々取り組んでいます。 ―たじマートとは 2019年の7月に「たじマー
2024.12.12
但馬STYLE VOL.49 BBAの会 《養父市》
「BBAの会」は、養父市内の30代の女性グループから発足した団体です。2021年に「気軽に子育て世代の人と集まれたら」という思いから設立されました。同団体では、子どもではなく、ママやパパが主役のイベントを定期的に開催することで、子育て世代のサポートをしています。 ―自分時間で、子育てを前向きに (画像:2023年8月24日に
2024.11.20
但馬STYLE VOL.48 「有子山城築城450周年事業実行委員会」《豊岡市》
兵庫県豊岡市にある城下町出石。但馬の小京都とも呼ばれ、古くは古事記や日本書紀にもその名が登場します。そんな出石でお城といえば「出石城」が有名ですが、その出石城を見守るように佇む「有子山城」をご存知でしょうか。今年で築城450周年を迎える有子山城を、より盛り上げようと発足したのが「有子山城築城450周年事業実行委員会」です。
2024.10.22
但馬STYLE VOL.47 南谷雄大さん《朝来市》
  兵庫県朝来市山東町と京都府福知山市の間に広がる緑豊かな夜久野高原。ここでぶどう農家とカフェを営んでいるのは「南谷農園」代表の南谷雄大(みなみたにゆうた)さんです。「きつい」「汚い」「稼げない」といわれる農業のイメージを覆し、次世代の農業従事者を増やすために日々さまざまな取り組みをされています。 ―農業と日本の未来を変えた
2024.09.20
但馬PLACE VOL.28 SUGOMoRIリゾート 生野高原《朝来市》
兵庫県朝来市生野町。標高600メートルの生野高原にある「SUGOMoRIリゾート生野高原」は2020年の夏にオープンしました。但馬を代表するリゾート施設で、月に千人以上もの利用者が訪れる人気スポットです。 ―人気別荘地の再生 生野高原は50年以上前にゴルフ場がオープンし、リゾート地として開発されてきました。当時は“関西の軽井
2024.08.09
但馬STYLE VOL.46 「香美町とと活隊」《香美町》
兵庫県美方郡香美町は、2014年4月に全国で初めて「香美町魚食の普及の促進に関する条例」という制定を誕生させた地域です。「香美町とと活隊」は、この制定(通称とと条例)を盛り上げるために発足したボランティア団体で、地域の水産振興、水産物の消費拡大、さらに地域経済の活性化に寄与するために結成されました。 ―「香美町とと活隊」とは
2024.07.19
但馬STYLE VOL.45 ナインナイン・アウンさん《新温泉町》
浜辺に光るシーグラスを主とし、様々なモチーフを組み合わせて作るシーグラスアクセサリー。趣味ではじめたアクセサリーづくりを通じてミャンマーの平和に貢献したいと奮闘しているのは、兵庫県美方郡新温泉町在住のナインナイン・アウンさんです。 新温泉町で小中学生向けに英会話を教えながら、時にはミャンマー料理やミャンマーの衣装など母国文化
2024.06.25
但馬CULTURE VOL.92 事業の「二毛作」 巧みの技を未来へ《養父市》
(画像:ナカバヤシ株式会社 提供) ナカバヤシ株式会社は、アルバムの製造販売や製本業で有名な会社です。兵庫県養父市大屋町に図書館製本の主力工場を持っていますが、同工場では、近年のデジタル化や紙媒体の縮小対策として、製本業とにんにく栽培の「二毛作」に挑んでいます。 ―職人の技を継承するために 図書館製本業の工場が、にんにく栽培
2024.06.05
但馬PLACE VOL.27 隆国寺《豊岡市》
兵庫県豊岡市にある「隆国寺(りゅうこくじ)」は、室町時代に開基したお寺です。 県の重要文化財の襖絵や仏像などが収められているお寺で、牡丹の花が有名なことから「但馬ぼたん寺」という別名でも親しまれています。 ―花の寺「隆国寺」 お寺の総門をくぐると、立派な三門(山門)が出迎えてくれます。 この三門は、文化2年に再建されたもので
2024.06.05
但馬CULTURE VOL.91 和田の竜伝説《香美町》
(画像:香美町教育委員会提供) 自然豊かな香美町村岡区和田。春来峠の登り口に位置するこの地区には、竜にまつわる伝説が残っています。 ―人を襲う竜 和田にはその昔、大きな池があったそうです。周辺は昼でも暗い森で、その池には竜が棲んでいると恐れられていました。その竜は誰彼かまわず人々を襲い、村の人々を悩ませていました。 ある時、
2024.04.26
但馬CULTURE VOL.90 奇祭 お走り祭り《養父市》
(画像:養父市提供) 江戸幕府に献上されていた朝倉山椒や但馬最大の古墳など、歴史文化が豊富な兵庫県養父市。 同市にある斎(いつき)神社には、一風変わった「お走り祭り」についての伝承が残っています。 ―走るみこし (養父神社) 「ハットウ、ヨゴザルカ」のかけ声とともに走っていくみこし。みこしがまるで軽く走っていくように見えたこ
2024.03.18
但馬CULTURE VOL.89 但馬の名品 松葉ガニ物語《豊岡市・香美町・新温泉町》
山海に恵まれた兵庫県北部の但馬地域。その中でも、日本海に面した豊岡市・香美町・新温泉町では、冬になると「松葉ガニ」が旬を迎えます。冬の味覚の王者「松葉ガニ」が、同地域でブランドガニとしてその名が広まっていった背景には「カニすき」文化の流行や、カニ漁を支え続けている人たちの存在がありました。今回は「但馬産松葉がに」の歴史を紹介
2024.02.20
但馬STYLE VOL.44 豊岡の鞄工房 D.L.P.《豊岡市》
日本でも有数の鞄の産地・兵庫県豊岡市。ここに新たな風を吹き込んでいるのが鞄工房「D . L . P .」です。代表の岡森正明さんは、令和4年から但馬地方の特産品である「豊岡の鞄産業」と「但馬牛(たじまうし)」をコラボさせた「Tajima Cowhide(タジマカウハイド)」の製造に取り組んでいます。 同シリーズ名は「但馬牛革
2024.01.26
但馬STYLE VOL.43 TOYOOKA CENTRAL PARK 実行委員会 《豊岡市》
TOYOOKA CENTRAL PARK実行委員会では2022年より「TOYOOKA CENTRAL PARK~新しい遊びの創出」と題して飲食・SUP(サップ)・ボルダリングといった、今までSL公園になかった「遊び」の開催に取り組んでいます。  実行委員会名にあるTOYOOKA CENTRAL PARK とは、兵庫県豊岡市に
2023.12.20
但馬STYLE VOL.42 上垣河大さん《養父市》
ショコラティエとは、洋菓子の中でも特にチョコレートを専門に扱う職人のこと。素材の知識や扱い方はもちろん、温度管理など高い技術が要求されます。 兵庫県養父市大屋町から、世界で活躍するショコラティエ 上垣河大さんにお話を伺いました。 ―世界レベルのショコラを学ぶ 子どものころからお菓子づくりが好きだった上垣さん。10代から家業で
2023.11.27
但馬STYLE VOL.41 ブンダバー《新温泉町》
ブンダバーとは、ドイツ語で「素晴らしい」という意味で、主に兵庫県北部・但馬地域の子どもたちに向け活動を行っている自然体験団体です。 実際に自分たちで実験したり、見て触れて発見した体験は感動もひとしお。活動の一つである「大自然の科学教室」では「なぜだろう?」と思ったことを科学の力で解き明かしています。 ―ブンダバー の体験教室