「まちをアートで楽しく。」兵庫県養父市では、観光交流人口を増やすプロジェクトの1つとして、「おおやアート村構想」が進行しています。
―芸術家の集うまち おおや
養父市大屋地域は、但馬の中でも多くの芸術家が移住し、創作活動をしている場所として知られています。1994年から始まった「木彫フォークアート」は、各地から木彫作品が集まり、全国で名が知られる展覧会となりました。
また住んでいる作家のジャンルも木彫、木工、書、絵画、陶芸など、実に多彩です。1996年からは地元の作家たちが資金を出し合い、グループ展「うちげぇのアートおおや」が開催されるようになりました。今では夏の風物詩として、大勢のファンを楽しませています。
―アートへの挑戦
但馬でも例のない挑戦として動き始めた養父市の「おおやアート村構想」。市民や観光客へのアート体験の提供、情報発信、イメージづくり、海外アーティストとの交流などの取り組みに向けて活動が行われています。
2012年には、アートとくらしをつなぐ拠点として「おおやアート村 BIG LABO(ビッグラボ)」が誕生しました。旧八鹿高等学校大屋校の廃校を利用し、ワークショップや創作の場として活用されています。
―おおやアート村の目指すもの
おおやアート村には、4つのコンセプトがあります。
1、暮らしとアートが融合して、元気で楽しいまちを作ること。
2、未来を作る子どもたちに、アートの楽しさや可能性を伝えること。
3、アートを取り入れたツーリズムの創造や芸術家の移住などを促進し、都市と農村との交流を盛んにし、にぎわうまちをつくること。
4、大屋の豊かな自然資源や農林産物などの資源を見直し、さらに価値のある資源として活用すること。
芸術家だけでなくみんなでアート村をつくり育てていくことを掲げ、新しい町づくりの挑戦として歩みを続ける養父市。芸術がまちをどのように変えていくか、楽しみですね。
LINK UP 芸術家の集う町 うちげぇのアートおおや
■やぶ市観光協会 [所]兵庫県養父市八鹿町高柳241番地1 (「道の駅ようか 但馬蔵」但馬情報コーナー内) [問]079-663-1515 (HP)養父市観光協会 アート |