コウノトリ但馬空港に新型飛行機がやってきました。平成30年5月7日に就航したその機体は「ATR」こと「ATR42-600型機」。より快適になった新型飛行機が、但馬と大阪の空を舞います。
― 但馬の玄関口として
「コウノトリ但馬空港」は、交通の利便性を高める日本初の「コミューター専用空港」として、平成6年に豊岡市に開港しました。「コミューター機」とは短い路線に用いられる小型旅客機のこと。山が多い日本では、道路や鉄道などの陸上の交通手段に比べ、目的地に早く到着できるという利点があります。
但馬における空の玄関口であるコウノトリ但馬空港。多くの人に利用されており、大阪(伊丹)空港を結ぶ航空路線の年間利用者数は3年連続で過去最高を更新しました。飛行機からは豊岡市街が一望でき、天気が良い時は天橋立が見えることも。関西でスカイダイビングが楽しめる唯一の空港でもあり、但馬空港を目指し県外からも人が訪れています。
― 新しくて広い!新型飛行機ATR
そんなコウノトリ但馬空港に、平成30年5月7日に新しく「ATR42ー600型機」(以下、ATR)が就航しました。ATRは、世界およそ100ヵ国200以上の航空会社の近距離路線で運航されている飛行機です。
日本エアコミューターが運航する但馬=伊丹路線は、SAAB340B型機(サーブ)から1日2往復ともATRに機材変更。広々とした機内、高級感あふれる革張りシートや大きな窓。機内はより快適性が向上し、座席上の手荷物収納スペースの間口も大きくなりました。また2+2列で48座席と座席数も増え、たくさんの乗客を運べるようになっています。
写真提供:日本エアコミューター(株)
― かしこく使おう!お得な運賃助成
コウノトリ但馬空港と大阪・伊丹空港を1日2往復で結ぶ飛行機は、早くて快適です。その飛行機を利用する際、豊岡市・養父市・朝来市・香美町・新温泉町といった5市町の出身者とその家族も「運賃助成」が受けられるのをご存知でしょうか。助成範囲は広く、但馬エリアに在住・在勤の方はもちろん、但馬エリアへの帰省や親族訪問、介護、墓参りといった“里帰り”でも受けることが可能です。
助成金の申請には事前申請と事後申請があります。どちらもとても簡単で、鉄道並みの料金で飛行機を利用できることも。詳しくは空港ホームページや冊子などでご確認ください。但馬の空を舞う新型飛行機で、お得に空の旅を楽しみましょう。
LINK UP 新型飛行機「ATR」がやってきた!
■コウノトリ但馬空港 [所]兵庫県豊岡市岩井字河谷1598-34 [問]0796-26-1515 (HP)http://www.tajima-airport.jp/index.html |