日常で使えるアート「ポーセラーツ」をご存知でしょうか。新温泉町浜坂に住む松本有理香さんは、4年前に神戸からUターンしました。日常で使えるアート「ポーセラーツ」のインストラクターでもある彼女に、その魅力を教えてもらいます。
―ポーセラーツの魅力
松本さんは、浜坂でハンドメイド教室「Atelier cockscomb(アトリエ コックスコーム)」を主催しています。教室で体験できるのは、磁器に転写紙で絵をつける「ポーセラーツ」や、樹脂粘土で形を作る「クレイクチュール」など。どちらも、初めての方でも手軽に体験できます。
「ポーセラーツに出会ったきっかけは、母親と参加した県外のハンドメイド教室でした」と松本さん。完成したカップとソーサーを手にした松本さんは、「もっとたくさん作りたい」とインストラクターの資格を取得。お皿やコップといった食器はもちろん、ピアスのようなアクセサリーなど、普段の生活の一部として使えるポーセラーツを「多くの人に体験してほしい」と、母親とともに教室を開きました。
―組み合わせは無限大
教室の棚にはポーセラーツで使われる白い磁器が並んでいます。その数100種類以上。様々な絵柄から気に入ったものをシールのように切り取り、磁器に貼り合わせると、その人だけのオリジナルデザインができあがります。
「大事なのは、技術よりも丁寧さです。どなたでも安心して、その人だけのテーブルウェアを作れますよ」と松本さん。デザインが決まったら、800度にもなる電気釜で焼き付け完成です。一般的に市販されている食器と同じ製法なので食器洗濯機OK。この実用性の高さも人気の秘密なんだとか。
―港町のハンドメイド教室
松本さんのハンドクラフトは、教室でのレッスンのほか、地域の公民館での定期講座やイベントワークショップなどでも体験できます。教室は海岸からも近く、町内にある「居組県民サンビーチ」は散歩にもぴったり。「小さい頃は海が近くにあるのが当たり前でしたが、1度地元を離れると景色や環境の良さがよく分かりますね」と笑います。
「子供からお年寄りまで、みなさん楽しそうに作品を作っていかれます。これからも人がワイワイと集まる場所にしていきたいです」と松本さん。あなたも日常にハンドメイド作品を加えてみませんか。
LINK UP 松本 有理香さん
■Atelier cockscomb(コックスコーム) [所]美方郡新温泉町芦屋229-1 [問]0796-82-1800(有限会社 松本電気商会内) (HP)https://cockscomb303.wixsite.com/cockscomb |