但馬STYLE VOL.17 伊木 翔さん《豊岡市》


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本日ご紹介させていただくのは、豊岡で老若男女が集う場所「豊劇」で、“豊劇新生プロジェクト”のリーダーとして活躍している伊木翔さん(1987年朝来市生まれ)です。

― 音楽×感動+地域

 伊木さんは、TAJIMAWAVEという、野外コンサートをするイベントの代表をしていて、音楽×感動+地域をモットーとした活動をしていました。

 その頃、但馬地域で唯一残っていた映画館「豊岡劇場」が2012年3月31日で閉館となり、映画好きな人にとって非常に残念なこととなりました。
全国的にも貴重な、個人(民間)が所有し、地元の人に愛されてきた劇場空間。この価値を理解した石橋秀彦さんは、「映画」だけで維持するのは困難だが、他の要素を加えて多様な人が集う場所にすればいいと、2014年7月「豊劇新生プロジェクト」を公式に立ち上げ、豊劇開館に向け始動します。

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― 価値ある劇場を、人々の集う発信拠点として

 その時に石橋さんから「映画館をやるんだけど一緒にやらないか」と誘われ、「映画館をやる、おもしろそうだ。企画、運営に携われ実現できたら・・・」と不思議な響きの中にも明りがみえ、伊木さんはひとつ返事で参加します。
そして、豊劇新生プロジェクトのリーダーとして活動し始めます。

 企画、運営の方が得意な伊木さんは、ワクワクドキドキと胸が高まります。プロジェクトチームでいろいろ相談し、映画館に入った所を人が集うためのスタンドバー「ajito」にし、語らいのために椅子を置き、片隅には読書などができる自由スペースにするなど、今までになかった雰囲気作りをします。
そして、クリエーターの発信拠点になり、飛び出していく場所になれば良いなとの願いも込め、2014年12月新生「豊岡劇場」が再館しました。

― 様々な人が安心して集える場所へ

 豊劇は、ゆっくりできる場所、文化的に作る物が好きな人が集う場所、人を大切にする人が来る場所、つながりのほしい人が来る場所として、日々、いろいろなジャンルの人が来ています。豊劇が再び開館して1年半ですが、音楽やダンス関係などの一般社団法人が二つも立ち上がり、また、プロジェクトを発信するグループもできました。と、つながりの場を醸し出す雰囲気のある伊木さんは、うれしそうです。

 レストランviadrittoも誕生しました。「お座敷があるので子どもがゴロゴロできるから子連れのランチに便利」「ディープなお店だと入るのに勇気がいるけどここなら女の子同士でも行ける」などゆっくり安心してお食事しながら交流できる場所として人気で、ますます充実してきた豊劇です。

 豊劇では、ひと月1回若者が集い語り合う、「ゆらくみ」も回を重ね、9月で16回目を終えました。
「ゆらくみ」は、自由参加です。FBで告知していますので、「ゆらくみ」を検索し、参加していろいろな人と交わりつながっていってくださいと、伊木さんは楽しそうに参加者を募っています。

 豊岡劇場で、伊木さんがみなさんのお越しをお待ちしていますよ。

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LINK UP 伊木 翔

■豊岡劇場HP
https://toyogeki.jp
■豊岡劇場FB
(FB)
https://www.facebook.com/toyogeki/
■ゆらくみFB
(FB)https://www.facebook.com/yurakumi/?fref=ts
■ビアドリットHP
http://viadritto.com/
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