本日ご紹介するのは、但東町で子ども対象に野外活動を行っているオカピ~こと岡田俊二さん(1977年豊岡生まれ)です。
― 今の子供達は自然を楽しんでいるだろうか
豊岡生まれの岡田さんは、子どもの頃は、豊かな自然の中で、川遊びや、野遊びをして育ち、現在まで但馬を離れたことはありません。そのような楽しい記憶がいっぱいの岡田さんは、こよなく但馬が大好きです。
「但馬は自然がいっぱいで、子ども達も豊かな自然の中ですくすくと育っていいですね。」とよく言われます。しかし、今の子ども達は・・・、自由にのびのびと楽しんでいるのだろうか。川は汚いから行ってはいけない(少し前までは)、山は危険だから行ってはいけないなど規制が多々あり、また、ゲームなどが流行していて親子ながらにして楽しんでいるなど、なかなか外に出て自然と遊ぶとまで行かない子どもも多いです。
― 自分が生まれ育った但馬を伝えたい
そのような現実の中で、「自分が生まれ育った但馬の自然に魅力を感じ、日々の生活の中で自然と生きる楽しさを子ども達に伝えたい」との思いが強くなってきました。そして、都会の子を受け入れるのではなく、但馬の子ども達が自然を体験する中で、初めて分かる自然の本当のおもしろさや怖さ、命の大切さを知ることで、自分に勝つ勇気につながり、また、楽しみ方など心の豊かさを育んでもらえるように、自分がこれまで自然体験してきたことをプログラム化しました。
子どもを対象とした自然体験プログラム、「暮らしマラソン」を立ち上げ、今年で4年目を迎えます。自分を信じて仲間と一緒にチャレンジ体験!!で、自転車に乗って清瀧の滝を目指す“チャリ小僧”、川で思いっきり遊ぶ“川ガキ大将”、忍者の格好をして修行に挑戦する“忍者キャンプ”などを開催。参加した子ども達は、危ないところは、みなで相談して協力し合い、遅い子がいたら助け合いしながら進んでいく姿が、とてもほほえましく良かった。
― 参加者からの確かな手応え
参加した保護者から、積極的に手伝いをするようになりましたとか、朝ぐずぐずしなくなった、また、たくましくなったなどうれしい声が聞こえてきます。
岡田さんは、「やって良かった。子ども達同士で相談して判断をし、チャレンジをすることで子どもが成長していると確信が持てた。これからも、下見をして子ども達が活動できるフィールドを増やし、但馬を誇れる子ども達が増えることを楽しみにしています」と語っています。
LINK UP 岡田 俊二
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