お菓子のふるさと但馬|おんせん天国室

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おんせん天国室

兵庫県の北西部に位置する新温泉町。約1200年前に慈覚大師が開湯したと伝わる「湯村(ゆむら)温泉」をはじめ、「浜坂(はまさか)温泉」や「七釜(しちかま)温泉」など、多くの温泉を有するまさに「おんせん天国」です。

その中でも湯村温泉の源泉は「荒湯(あらゆ)」と呼ばれ、摂氏98度の高温泉が毎分470リットルも自然湧出しています。地域では、日常的に荒湯で野菜などを茹でる「湯がき」文化があり、荒湯で作る温泉卵は湯村温泉の名物としても親しまれています。

温泉パワーをスイーツに!「湯がき文化」が作る荒湯プリン

「そんな湯村独自の文化である“湯がき”を活用したスイーツを作りたかったんです」。と、地域おこし協力隊の板垣飛鳥さん。温泉を活用しまちを天国にするべく同町が立ち上げた「おんせん天国室」の一員でもあります。

荒湯を利用したスイーツと言えば、コンデンスミルクを湯がいて作る“荒湯キャラメル”が有名です。しかしキャラメルに変化するまで8時間ほど。もっと手軽に荒湯を体験して欲しいと生み出されたのがこの荒湯プリンです。

卵?実はプリン!

食品用のゴム風船にプリンの卵液を注入すると、見た目はまるで温泉卵。赤いネットに入れ、卵のように荒湯で湯がきます。容器としてガラスのコップなども試しましたが、プリン内部に「す」と呼ばれる細かい泡が入ってしまいました。しかし球状の風船を使うことで、口当たり良く滑らかに仕上がったのです。しっかり冷ました風船を爪楊枝で刺し、ぷるんとしたプリンが勢いよく姿を現すと完成です。

食品会社に勤めていた経験を持つ板垣さんは、かつては毎日のようにプリンを食べていたほどのプリン好き。自信を持って調合した味わいは、子どもはもちろん大人も満足する美味しさです。材料は牛乳、卵、砂糖、バニラエッセンスといたってシンプル。「そのままでも甘さを感じますが、カラメルソースなどで味を変えても楽しめます」と太鼓判を押します。

次の新名物として

「春以降、一般の方に向け体験会を開催します。町の広報などでご案内するので、是非参加してみてくださいね」と板垣さん。2020年の夏に行われたプリンづくり体験では、参加した地元小学生や保護者からも「楽しかった」と大好評。同町内にある「遊月亭ゆむら屋おばあかふぇ」などにて体験メニュー化の準備が進んでいます。

おんせん天国各メンバーは、それぞれのノウハウを持ち寄り湯村温泉を盛り上げています。おんせんスイーツをはじめ、これからも多くの人を沸かせるアイデアが生み出されることでしょう。

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■おんせん天国室
[所]兵庫県美方郡新温泉町湯990-8
[問]0796-99-2615