お菓子のふるさと但馬|タジマモリあげ隊

兵庫県豊岡市は、お菓子の神様を祀る神社の総本社・中嶋神社があることから「お菓子のまち」として有名です。祭神である田道間守(たじまもり)は垂仁(すいにん)天皇の命を受けて、不老不死の霊菓・非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)を求めて、「常世の国」に渡りました。

「夢をお菓子(かたち)に!」をテーマに毎年イベントを企画

タジマモリあげ隊は、豊岡市の中嶋神社のお菓子の神様・田道間守を知ってもらい、お菓子の力で但馬を元気にしようと活動しているグループ。住民らが自主的に但馬の活性化に取り組む「但馬夢テーブル委員会」の中のひとつです。
2012年から活動をスタートしたタジマモリあげ隊。
あったらいいなと思うお菓子を形にするコンテスト「夢をお菓子(かたち)に!TAJIMAスイーツドラフト会議」や、毎年恒例となった「TAJIMAスイーツ高校生バトル」を5回開催し、但馬の小・中・高校生を巻き込んで大きな盛り上がりをみせています。
2018年春に6年間の任期が終わり、但馬夢テーブル委員会を卒業となった同グループですが、同年が兵庫県政150年の節目の年ということもあり、「もう一度だけやってみよう」と活動を継続。高校生スイーツバトルの開催を決めました。
「但馬だけでなく県大会にするのが目標だった」という代表の太田博章さん。第6回目となる大会は県内へと募集エリアを広げ、兵庫五国(但馬・丹波・播磨・摂津・淡路)の地域から9チームが参加し、パワーアップ!ますます目が離せないイベントとなりました。

高校生の熱くて甘い戦い!TAJIMAスイーツ高校生バトル

2013年から始まった「TAJIMAスイーツ高校生バトル」。書類選考を勝ち抜いたチームが、毎年秋に行われる「但馬まるごと感動市」での決勝戦へと進みます。毎年20数チームの応募から7〜8チームが決勝戦へ参加しており、但馬のパティシエを含む審査員が、見た目や味などをポイントに優勝チームを決めるイベントとなっています。優勝チームのスイーツはプロの手により商品化され、4月に行われる「菓子祭前日祭」にて限定販売されます。
「家庭科部所属の子の参加が多いですね。もちろんお菓子作りが趣味で参加するという子もいます。吹奏楽やスポーツのように人前で活動することが少ない部の子たちに、ステージの上で評価してもらえる発表の場があることはとてもありがたいと、高校の先生方から嬉しいお声をいただきました」と太田さん。但馬まるごと感動市では目玉イベントのひとつとして盛り上がっていると主催者からの感想も届いています。

2018年のスイーツ高校生バトルは県大会へとパワーアップ

6年の任期で夢テーブル委員会は卒業のため、2017年に行われた第5回大会がファイナルバトルでしたが、2018年の県政150年に合わせて「HYOGO★スイーツ高校生バトル」が11月に開催されました。兵庫五国(但馬・丹波・播磨・摂津・淡路)の地域から26もの応募があり、9チームが参加しました。
当日は高校生が作ったとは思えないほどレベルの高いお菓子がズラリ。兵庫県大会だからこその作品が集まりました。
結果は特別審査員6名、一般審査員5名による実食とステージパフォーマンスとの総合評価で決まります。特別審査員には専門家が3名参加しており、本格的な審査が行われました。
そして優勝は社高等学校の「やしろ茶と栗のムースケーキ」、準優勝は八鹿高等学校の「五国五色ロールケーキ」、審査員特別賞は淡路高等学校の「ダブルベリーチーズケーキ」という結果となりました。(下記写真の上段左から順に)
優勝した社高校は、作品が評価されたのはもちろんですが、150秒PRでのプレゼンテーションもとても上手だったとのこと。
「本番が始まるまで控え室で一生懸命プレゼンの練習をしている3人の子たちがいるなぁ、と思っていたらそれが社高校の生徒さんたちだったと後で分かりました。控え室では、どのチームも主にお菓子作りの最終仕上げに取り組むのですが、そんな風にプレゼンテーションの練習もしっかりしている姿は大変印象的でした。」
スイーツバトルでは、大量生産する「商品」ではなく、一品入魂の「作品」を作るため、味や見た目をはじめコンセプトなど大変思いの詰まったお菓子になります。伝えたい想いが強すぎて、味とのバランスが悪くなったり、逆に味と見た目を重視しすぎて作品としてのアピールが弱かったりと、なかなか難しい面もあるそうです。
「どの審査員さんもおっしゃるのが、回を追うごとにレベルが上がっているということ。すべての高校生に言えるのですが、自分たちが住んでいる地域のいいところをもっと多くの方に知って欲しい、という考えをもっていることは本当に素晴らしいことです。お菓子はみんなを笑顔にするということを毎回実感させられます」と太田さん。高校生の熱い想いがあふれた素晴らしい大会となりました。

貸し出しOK!田道間守の紙芝居もあります

その他には「田道間守をわかりやすく伝えたい」と田道間守の活躍を描いた紙芝居も制作。「但馬弁アレンジ編」と五輪代表選手になった田道間守が世界各地の神や王と競い合う「オリンピック編」の2種類で親しみやすいストーリーとなっています。「もっといろんな人に気軽に借りてもらいたい」と太田さん。小学校の行事などに貸し出しを行い、行事イベントなどで使用されています。但馬弁での紙芝居は、子ども心をグッとつかむこと間違いなしですね。

「6年の積み重ねでノウハウや人脈をたくさん作ることができました。タジマモリあげ隊のノウハウとマインドを次の人に引き継げる仕組みを作りたいです。」
みんな大好きなお菓子への熱い想いを持ったタジマモリあげ隊の活躍を今後もお見逃がしなく!
お菓子という身近な存在をきっかけに、生まれ育った地の宝を大切にしていきたいですね。

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■タジマモリあげ隊
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