イベントレポート
第10回全国どぶろく研究大会in北近畿


3月12日(木)~3月13日(金)に第10回 全国とぶろく研究大会in北近畿が開催されました。
湯村温泉「夢ホール」で行われたシンポジウムでは、酒文化研究所の山田聡招 第一研究室長が「どぶろくの可能性を探る ~さらなる普及に向けて~」と題して講演、民宿「翠山荘」を営みながらどぶろくを製造している養父市の西谷弘之さんが事例報告をされました。
全国研究大会は、近畿地方の開催が初めてで、第10回大会に相応しく過去最多の116銘柄(淡麗の部57銘柄・濃芳醇の部59銘柄)が出品され井上守正審査委員長(兵庫県立工業技術センター 材料・分析技術部次長)をはじめ6名の審査員により初の「プロファイル法」による審査が行われました。
そして夜の部は、「佳泉郷 井づつや」に会場を移しコンテストに出品された約100銘柄のどぶろく試飲会・交流会が行われました。
新潟からお越しの出品者かねよしさん(かねよし稲穂の香)から今年の出来具合について甘めに製造したのだが、甘さが出なかったと語って下さいました。
試飲会・交流会に参加された300名の方々は、「佳泉郷 井づつや」の料理を片手に出品銘柄の飲み比べを満喫されていました。

翌、13日には閉会式・表彰式のあとオプショナルツアーと題して「北近畿どぶろく列車」が運行され北近畿の全どぶろく14銘柄を試飲しながら、車窓を楽しみました。

<入選銘柄>
淡麗の部
【最優秀賞】 香南のいぶき(辛口)   高知県香南市
【優秀賞】
由紀っ娘物語(辛口)       愛媛県東温市
どぶろく「鬼ババァー」(淡麗)  京都府福知山市
鳥海恵                 秋田県由利本荘市

濃芳醇の部
【最優秀賞】
どぶろく「鬼ババァー」(濃芳醇) 京都府福知 山市
【優秀賞】
開花                   岩手県遠野市
どぶろく歌瀬           熊本県山都町
由紀っ娘物語(古代ロマン)  愛媛県東温市

<但馬の出品銘柄>
淡麗の部
ほうすけらっぱ(淡麗) 朝来市・竹田どぶろく製造所
愛宕荘 和の泉(淡麗)  美方郡新温泉町・愛宕荘

濃芳醇の部
八平達磨         豊岡市・農家民宿八平だるま
鉢伏の泉         養父市・民宿翠山荘
ほうすけらっぱ(濃芳醇) 朝来市・竹田どぶろく製造所
愛宕荘 和の泉(濃芳醇)  美方郡新温泉町・愛宕荘

残念ながら、但馬の銘柄の入賞はありませんでしたが、
次回開催地「新潟県・上越市」では、ぜひ入賞を期待します。