「フォーラム「山の動物と森のあり方を考える」Ⅵ」 取材報告!


今但馬の森が危ない!・・・山がこわれている・・・
~出会い・感動~ 夢但馬2014
フォーラム「山の動物と森のあり方を考える」Ⅵ

人も森も泣いている! これまで経験したことがないほど森林破壊が激しい!
というテーマのもと11月16日(日)13:30~17:00 NPO法人ひょうごエコ市民ネットワークの主催で、じばさん但馬にてフォーラムが開催されました。

但馬はもちろん遠くは宍粟市からも約40名の方々が参加され、真剣に耳を傾けていた。主催者代表の大西氏の挨拶のあと、他の地域の例を学ぶという意味で近畿地方環境事務所野生生物課自然観察員:中山良太氏のパワーポイントを用いた講演では「大台ケ原(奈良県)のニホンジカ個体数調整」をテーマにした話があり、森の下層植生の悲惨な状況の説明があった。
その後、環境省自然公園指導員 田中眞雄氏の「但馬北部におけるシカ生息の状況」、兵庫県豊岡農林水産振興事務所課長補佐 雑賀謙彰氏からは「行政報告」があった。
メーンのフォーラムは、中山良太氏・雑賀謙彰氏・安井淳雅氏(県森林動物研究センター森林動物専門員)の3氏をパネラーとし、代表の大西氏がコーディネーターをつとめ、行われた。
最後の質疑応答の時間では、鳥獣(特にシカ)の被害に遭っている方(但馬一円は勿論県内各地からの参加者)から、それぞれが本当に深刻な問題としてとらえていかねば、大変なことになるとの意見が数多くあった。

大西氏を代表とするNPO法人も2001年の設立以来「再生可能エネルギーの普及、促進」「植樹、緑化」「自然環境の再生のための取り組み」「省エネ、省資源のための取り組み」「環境情報の収集、提供」等々、様々な活動で但馬を何とかしたいと頑張って活動されています。関心のある方ご興味のある方は是非この活動に理解を頂きたいと、代表の大西氏のお話。

早急に昔の自然な森や川を取り戻す必要を感じた一日であった。