「第9回香美町ふるさと教育交流会 -青少年育成町民集会・子どもたちへのふるさと学習体験発表会・PTCAフォーラム-」に行ってきました。
11月16日(日)、香美町香住区中央公民館にて、地域で伝統を伝えるため行ったこと、感じたことなどを発表する交流会が開催されました。
香美町教育委員会の主催で毎年行われており、同町合併の年から数え9回目となります。
会場ロビーでは、「ふるさと教育取り組み展」と銘打ち小学生の地元体験活動まとめなどが貼り出されており、来場者の方々は熱心に見入っていました。(11月20日から小代区地域連携センター、12月2日から村岡体育館で公開されます)
ステージでは、町内の4団体が日頃の取り組みを発表しました。
(1)香住区余部「余部盆踊り太鼓の継承」
盆踊り太鼓を子どもたちがやると、本人たちも楽しく、盛り上がるのではないか?との考えから、20年前より小学5・6年生に太鼓を教えているとのこと。 今年のメンバーが太鼓を披露し、皆力強いバチさばきで思わず唸りました。
(2)村岡区和池「和池区の練り込み」
和池区の成り立ちの説明の後、大人から児童まで登場し「和池区の練り込み」を披露。 太く短いバチで二人が三つの太鼓を叩くという、なんとも珍しいスタイルでした。
(3)村岡高等学校「地域創造のパイオニアを目指して」
民謡集団「蘇武」のソーラン節で始まり、地域創造類型の生徒による活動報告。身近でふれあう人を思いやる活動をされている印象を受けました。
(4)小代小学校PTA「こころ豊かな小代っ子の育成を目指して~PTA親子講演会の取り組み」
子どもたちのネット利用と危険認識について、専門家を招き、児童向けと保護者向けに講演会を行ったことの報告。一緒に考えることで、子供も大人もネットへの理解度をより自覚し考えられたようです。
「春来峠」サクソフォン独奏に合わせ、一年間の活動をスライドショーで流す(村岡高校)など、それぞれ演出も工夫が凝らされていたため、地域のことを考え頑張っていらっしゃることがとてもよく伝わり胸を打たれました。
若い世代の人口減少が激しい香美町ですが、出演する子どもたち全員をニックネームで呼んでいるところを見ていると、少人数だからこそできることもたくさんあるのではないかと感じました。
香美町にまだまだある魅力を垣間見た交流会でした。