但馬はゆく!第4回「食」開催! 2014.10.19


東京農業大学名誉教授・小泉武夫氏、宗鏡寺住職・小原游堂氏をお招きし、「出石永楽館」を会場に、但馬はゆく!第4回「食」のセミナーを行いました。
200名弱の参加者にお越し頂き、「地域が大切にすべき食」のテーマを小泉氏、小原氏とともに考えました。

-小原游堂氏
・沢庵和尚のエピソードや、地元の小学校等との”たくあん漬け”作りに触れて、「ないものを手にいれようとするのではなく、あるものを使って工夫していくことが日本人の食文化を築いてきた根本。その結晶が”たくあん漬け”であり、沢庵和尚が言う「食」の心。”たくあん”作りを通じて、これからもその心を伝えていきたい」

-小泉武夫氏
・「豊岡市にこんなにも発酵食品が多いことに驚いた。特に漬け物に関しては豊岡が日本一多い。みょうがの粕漬けなどは大変珍しいし、ピーマンの漬け物があるのは全国で豊岡だけかもしれない。非常に奥の深い漬け物文化を持っている。豊岡は「漬け物のまち」といっても過言ではない。」
・「宗鏡寺のたくあんの歴史はもっともっと売り込んでいかなければならない素晴らしいもの。そうした漬け物文化はもちろん、「鯖のへしこ」があったり、美味しいカニやイカなど海産物も豊富にあって但馬の「食」は本当に面白い。大切に次の世代まで繋いでいかなければならない。」