但馬の海水浴で夏の思い出を


 

『夢但馬2014』事務局です。
夏休み突入で、早朝にラジオ体操の音が聞こえ始めました。

夏休みと言えば、やっぱり海水浴です。海のない地域に生まれた私は、小学生の頃、近所の仲良し家族と一緒に但馬の海(香住や竹野)に来るのが一番の楽しみでした。のんびり寝そべって過ごしている大人たちには目もくれず、熱い砂浜を素足でかけまわり、海に入り、砂で何かをつくっては壊し、また泳いで、真っ黒に日焼けして、たっぷり食べて、ぐっすり寝て。

海からあがってくるときのあのダルイ体の感覚とか、民宿で同世代の男の子と入れ違いにお風呂に入ったり一緒に寝たりするのがとても恥ずかしかったことや、帰りには必ず梨狩りにも行って梨を食べ過ぎてあきれられたこととか。大人になった今も思い出すだけで、とても幸福で満ち足りた気持ちになります。

40年前に小学生だった豊岡市日高町の男性も、「当時は江原から列車に乗って竹野まで海水浴に行ってたなあ。列車は10両以上あったけど満員やったんやで。竹野の駅に到着したら、ぞろぞろみんな海岸まで歩いてなあ、ええ時代やったなあ」と、少年のように目をキラキラさせて思い出を語ってくれます。

夏の海の思い出は「一生もの」。みなさま、海水浴の計画は立てられましたか? 今年は何回海に行かれますか? ぜひ但馬の海におでかけください(但馬の海水浴場の詳細情報は、近々改めて!)

海に囲まれた小さな島国・日本。海岸線のあちこちに「地震が起こると危険な大型の施設」がたくさんあるのが現状です。これからも未来永劫、但馬の海が透明に保たれ、安心して泳ぐことができ、家族や友人たちとの楽しく甘い思い出がつくられる“幸福な浜”としてあり続けますように。(K)

写真提供:竹野観光協会