ふるさとを元気にしたい!岡本剛二さん


『夢但馬2014』事務局です。
「“僕らのせい”だと思ってるんです。大阪や東京でずっと暮らしてきましたから。でも、仕事を通して職人さんとやりとりしながら、地方の手仕事の現場が疲弊していることに直面せざるを得なくなった。また、帰省する度に但馬の元気がなくなっていくことが気になって仕方なかった。」

「ああ、この責任は、ふるさとを顧みずに生きてきた僕らにあるなと。だから僕は浜坂に帰って仕事をしようと決めました。浜坂を元気にしたい。おもろいよね、という地域にしたい。地方から気持ちをつないでいきたい。」

東京でのファッション・デザインの職をやめ、生まれ故郷の新温泉町に帰ってきた岡本剛二さん(35歳)。浜坂に構えたデザイン事務所で生み出されるメンズ・ブランド「BLACK LINE」は、全国のセレクトショップで販売されている。但馬牛皮を使ったジャケットなど、ツボをついたこだわりのある洋服は本当にかっこいい。播州織(西脇市)の工房とコラボした新しい商品開発も進行中だ。

「これから10年先の未来のことを考えたい。僕にできるのはものづくりの心を伝えること。地元の高校にはたらきかけて、一緒にハギレで作品をつくったりもしています。」
「僕、陸上部だったんで、仲間と一緒に『地域を巡RUN?』を立ちあげました。ただ走るだけじゃなく、ジオパークの素晴らしい風景を写真を撮って発信するんです。新しい浜坂の売りになるんじゃないかと。ていうか、楽しんでやってますね。」

雑誌「TURNS(vol.4)」で取り上げられたり、テレビ番組「LIFE・夢のかたち(朝日放送・9月21日土曜日・午前9時?放送予定)」に密着取材されたり、じわじわ注目をあびる岡本さん。事務所の棚には尊敬する奥山清行氏の本なども並ぶ。これからの岡本さんから目が離せません。まずはテレビ放送をお見逃しなく!(K)

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