コウノトリのヒナ誕生


『夢但馬2014』事務局です。
4月もあっという間に過ぎていきます。但馬らしい4月のニュースといえば「コウノトリのヒナ誕生(※)」です。今期は野外で生まれたヒナ11羽が元気に育っています。まさに今が子育てまっさかり。ヒナたちは6月に巣立つまでの約2ヶ月、もりもりエサを食べて大きくなります。

ちなみに、巣作りは1月頃からはじまり、産卵は2月頃です。寒い冬から春にかけて、コウノトリは交代で卵をあたためます。コウノトリは子どもの頃に声帯が退化してしまうので、声を出して鳴くことがで…きません。声を出す代わりに、くちばしをカタカタと叩き合わせるようにして音を出します。鳥のさえずりは「音楽」に例えられたりもしますが、コウノトリの場合はコウノトリにしか出せない「音楽」です。

さて、「音楽」といえば、今週末は夢但馬2014開会記念演奏会です。佐渡裕さん指揮、兵庫芸術文化センター管弦楽団によるすばらしい「音楽」を心ゆくまでご堪能ください。「但馬・食文化まつり」と同日開催のため、当日は会場周辺道路の混雑が予想されます。お車でお越しの方は余裕を持ってお願いいたします(演奏会の申し込みはすでに終了しています)。

(※)写真は2012年の「コウノトリ写真コンクール」の受賞作品です。お母さん(又はお父さん?)コウノトリが、飲み込んで運んできたエサを吐き出して与えています。ヒナたちは元気いっぱいにエサに食らいついています。赤穂市在住の寺坂好司さんが撮影されました。寺坂さんは豊岡に通い始めて数年、ずっとコウノトリを見てこられました。 

(※)現在、但馬には173羽のコウノトリが暮らしています
http://www.city.toyooka.lg.jp/www/contents/1247133496338/)。豊岡市だけでなく、養父市や朝来市にもいるんですよ。