「ながす手すき紙プロジェクト」に取り組む・本多秋香さん
『夢但馬2014』事務局です。
今日ご紹介するのは、神戸からのIターンで、但馬の香美町地域おこし協力隊として、村岡区長須で「ながす手すき紙プロジェクト」に取り組む・本多秋香さん(1977年生まれ)です。
本多さんは神戸市生まれ神戸育ち。そんな本多さんがなぜ但馬に?それは”ものづくり”に対する想いと、運命的な転機があったのです。
神戸の下町・板宿で10年間洋服などの制作・販売を行なっていた本多さん。…
でも、ある時“自分の本当につくりたいもの”がなんなのか、自分にとっての“ものづくりのカタチ”に疑問をもつようになったそうです。
そして、あの「3,11」が起こったことによって、より深く「ものづくり」「地域のつながり」について考えるようになっていきます。
モヤモヤした気持ちを抱えていた本多さんでしたが、2012年、お店を締めて、コミュニティラジオのインターンとしてラジオ制作・放送に関わったり、神戸KIITO主催のまちづくりセミナーなどで実際にモデル地区の住民と関わっていくうち、自分の中で止まっていた“ものづくり”と“人との関わり”が繋がるのをピン!と感じたそうです。
そんな時、たまたま募集していた「集落サポーター」を知った本多さん。都会育ちの本多さんにとって、いわゆる“田舎暮らし“、それもほとんど接点のなかった但馬・長須での暮らしは大きな挑戦でしたが、思い切って応募し、2013年6月から、香美町の長須で伝承文化”紙すき”を中心に関わりながら生活していくことになります。
「なんて豊かな生活なんだ!」
初めての”田舎暮らし”。本多さんが感じたのは、生活全てが自然のサイクルの中で、理にかなったカタチで営まれているということ。“紙すき”にしても、冬の農閑期に生活する糧として行なわれていたモノで、紙の原料となる植物が自生できる山があって、質のいい紙に欠かせないきれいな水が流れている。都会では“お金ありき“の生活で感じることのできなかった、自然と生活、そしてものづくりの歪みない密接な繋がり。
こういった失われつつある、決してお金には変えられない財産を繋いでいきたい、発信していきたい。
“紙すき”を中心に、昔ながらの“稲わら“を使った道具創りや、竹細工に炭焼きetc・・・。「やりたいこと、挑戦したいことが多すぎる!」と語る本多さんは、今日もトレードマークの着物を着て長須の集落を駆け回りながらアイデアを流し続けています。
そんなエネルギー溢れる本多さんは、「但馬はゆく!」のどこかの回にも参加される予定です。ぜひ会場で話しかけて交流を深めてみてください!イイネ!
■ながすくらすHP
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