コウノトリの巣立ちの季節


 『夢但馬2014』事務局です。
田植えが終わり、苗の緑はぐんぐん濃くなり、たくさん生まれたオタマジャクシがカエルに成長して大合唱が聞こえ始める頃、4月に生まれたコウノトリのヒナたちの巣立ちがはじまります。6月の但馬はコウノトリの巣立ちの季節です。

今期は12羽のヒナが野外で育っています。ヒナたちは自分の羽を動かして飛ぶことを覚え、少しずつ親から離れて行動するようになります。自分でエサを探し、エサをとって食べ、生きていく。そのうちペアとなる相手も見つけなくちゃね。がんばれ、世界は広い。行こうと望めば、どこへだって自由に飛んで行ける。キビシイことだってあるけれど、それが自然の掟、どうかたくましく!

※日本の野生コウノトリは、1971年にいったん絶滅。長年にわたる保護・増殖の取り組みを経て、飼育コウノトリを野生にかえし、コウノトリも暮らせる環境づくりが但馬全域で進められています。野外でのヒナの巣立ちは2007年から毎年続いていて、昨年までに72羽が巣立っています。