村岡おんがえしプロジェクトの小谷真央さん


 『夢但馬2014』事務局です。
地元の楽しさ10倍返しだ!
今日ご紹介するのは、兵庫県立大学院生で「村岡おんがえしプロジェクト」に取り組む小谷真央さん(1991年生まれ)です。

小谷さんは香美町の村岡生まれ。現在、兵庫県立大学院の地域資源マネジメント研究科で地域資源の発掘や活用について学びながら、地元の村岡で「村岡おんがえしプロジェクト」の中心メンバーとして地域活動に奮闘しています。

「地元が“ダサい“っていう空気がくやしい!」
小谷さんが高校生の時、香美町が「第2の夕張」と呼ばれ、財政危機が叫ばれていたこともあって、まわりの友達のほとんどは都会に憬れて、地元のコトを“ダサい”“何もない”って自虐的に言いながら、卒業後は京阪神や東京といった都会に出て行きました。
実家がログハウスで、暖を薪ストーブでとったり、スキーを楽しんだり、地元の自然を存分に楽しんでいた小谷さんは、
「ここにだって都会にない楽しい事や楽しみ方はいっぱいあるのになぁ・・・」
とモヤモヤした気持ちを抱えていたそうです。

小谷さんの転機となったのは、進学した鳥取大学の地域学部「村落社会学」のゼミ活動。
大分県の“農家民泊のメッカ”安心院(あじむ)に滞在して、いろりを囲んで鹿肉を食べたり、こんにゃくをイチからつくったり。そこにある自然を五感で楽しむ体験に小谷さんは感動しました!「”村”いいじゃん!」
そして、ソトモノとして農村民泊を楽しんでいた小谷さんはふと気付きました。
「村岡にもあるじゃん!!」

そこから小谷さんは、地域の使わなくなったり、担い手がいなくなったり、ほこりをかぶったようなモノ、“地域のあしもと“をもっと大事にしなければ!と思い始めます。

大学4年生の時、村岡の若者が集まって地域を盛り上げようと「村岡おんがえしプロジェクト」を結成しようとしているのを知って迷わず手を挙げた小谷さんは、「できることからやっていこう」と、プロジェクトメンバーで地元の祭りに出店したり、若者が集まれるコミュニティの場がない現状に「じゃあ自分達で作ってやろう!」と空き家改修プロジェクトを計画したり、どんどん地域にでていって活動をはじめます。

“食”にも興味があって、将来は地元の美味しい食材が自慢の弁当屋さんもしてみたいなぁ!と、地元・村岡での可能性を楽しみながら考える小谷さん。
改修している空き家も、来年度「フクラビ」として正式オープンする事が決定。今後「フクラビ」を拠点にどんな“村岡の楽しさ”が生まれていくのでしょう!

小谷さんは、但馬はゆく!にも参加する予定です。会場で見かけたらぜひ話しかけてみてください。イイネ!

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