歌長太神楽を観に行ってきました。


湯村温泉の南、歌長(うたおさ)地区では天保3年より毎年10月1日に太神楽が行われています。
この地区が大凶作に襲われた際、村の有志7人がお伊勢参りをし、
太神楽を習い覚えて帰ったのが始まりと伝えられています。

朝8時に歌長神社でお清めと「剣の舞」の奉納の後、地区の約70戸を一軒一軒廻り、玄関と縁側の軒先をお清めしてから太鼓と笛に合わせて獅子が舞います。
刀を掲げる「剣の舞」は優美で、鈴と御幣を使う「シングル舞」は繊細な中にも力強さを感じました。天狗と獅子が絡み合う「ヒョーケンジ」はダイナミックで見応えたっぷり!

昭和40年頃までは獅子舞いの他に「立て物」という大道芸のようなものも行われていたそうです。棒の先に刀を十文字に載せ、それを額で支えるなど…そのような職人芸が民間で最近まで続けられてきたのもすごいことです。
保存会は現在40~70代の方々13名で構成されています。江戸時代から毎年毎年続いてきたと思うと、とても感慨深いものがあります。
今後の歌長太神楽と、歌長地区の繁栄を願います。

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