東洋一の神子畑(みこばた)選鉱場跡


 


『夢但馬2014』事務局です。
おお・・・、なんだかものものしい存在感。
なんの遺跡? 長崎の軍艦島の一部?

いいえ、これは、朝来市佐嚢(さのう)にある神子畑(みこばた)選鉱場跡です。今ではコンクリートの基礎の部分しか残っていませんが、昭和15年には「東洋一」と言われる鉱石の選鉱場として、その名を世にとどろかせていました。

ここから6キロの距離にある、「日本一の錫(すず)の鉱山」として栄えた明延(あけのべ)で採掘された鉱石を、専用の電車で神子畑まで運んでいました。従業員も通勤に使っていたという、鉄ファン垂涎のこの電車は、今もイベントとのきだけ乗ることができます(敷地内だけですけれど)。

さて、明延には多くの従業員が暮らしていた「北星社宅」が残っているのですが、8月ごろからこの社宅の改修が行われます。来年にむけて資料館として整備されるとのこと。廃墟ファンの皆様をはじめ、多くの方が足を運んでくださるといいですね。近くにあるおしゃれなカフェ「オーク・ヤード」でのランチがおすすめですよ!(K) 

写真提供:特定非営利活動法人J-heritage
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カフェ Oak-yard(オーク・ヤード)
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