2020.06.15
但馬CULTURE VOL.58 地元野菜で本生パスタ
いろいろな種類の形が豊富にそろう『Ryu’s Noodleショート本生パスタ』。昭和30年の創業以来、無添加の食材にこだわった生麺を製造・販売している「りゅう製麺所」の本格生パスタです。 ―生パスタを彩る地元野菜 生パスタの製造を始めたのは、3代目を担う林崇徳さん。原料となる粉や製麺方法など約4年の試行錯誤を経て
2020.05.22
但馬CULTURE VOL.57 海と共に生きる 香美町香住区
海とともに生きる漁業の町、香美町香住区。海へと続く路地には漁師町の風情が残ります。往時の様子をたどりながら、海辺散策はいかがでしょうか。 ―海のまち香住 「香住」と言えば、言わずと知れた漁師町。冬場の松葉ガニを始め、イカ、カレイ、ハタハタ、ニギスなど、1年中多彩な魚介類が水揚げされます。近畿で唯一水揚げされる紅ズワイガニは、
2020.04.30
但馬CULTURE VOL.56 温泉城(ゆのしろ)と宴の清水
温泉地として名高い、新温泉町の「湯村温泉」。その近くにそびえ立つ白毫山(びゃくごうざん)の小高い山頂に、温泉城(ゆのしろ)がありました。 ―温泉城(ゆのしろ)の伝説 その昔、豊臣秀吉が勢力拡大のため但馬の城を攻めていたときのことです。巧みな戦術で手当たり次第に城を落としていた秀吉ですが、なかなか温泉城を攻略することができませ
2020.03.25
但馬PLACE VOL.19 革雑貨工房 KOMOREBI
古き良き風情が漂う、兵庫県朝来市竹田。「竹田城跡」は天空の城としても名高く、雲海シーズンには城下町に多くの人が絶景を求めて訪れます。 そんな竹田城跡のふもとにある革雑貨工房「KOMOREBI(コモレビ)」。レザーブランド「haaki Leather」のアトリエです。 ― 天空の城下町に皮の息吹 「作品には“バケッタ製法”でな
2020.03.23
但馬STYLE VOL.29 守山 洋輔さん《香美町》
兵庫県香美町出身の守山洋輔さん。「多くの人にサッカーの楽しさを伝えたい」と、但馬知的障がい者サッカー連盟を立ち上げました。 ―障がい者スポーツとの出会い 兵庫県社会福祉事業団に入職し、豊岡市出石町にある障害者支援施設「出石精和園」に勤める守山さん。幼い頃からサッカーが好きで、プロサッカーチームである東京ヴェルディのジュニアユ
2020.02.29
但馬CULTURE VOL.55 勅使門(ちょくしもん)の鳳凰
朝来市山東町にある粟鹿(あわが)神社の創建は、2000年前に遡ることができます。 ―由緒正しい粟鹿神社 但馬国一の宮で、延喜式に定める明神大社でもある粟鹿神社。昔から神徳の高い神社として朝廷の尊崇が厚く、国家の大難に際して四度の勅使が派遣されたと伝えられています。 その折にご加護を得られたことを記念して、天皇が派遣する使者が
2020.02.02
但馬CULTURE VOL.54 但馬の自然が生んだ魚醤(ぎょしょう)
松葉ガニを始め、ホタルイカやノドグロなど、但馬地方の漁港では様々な魚介類が水揚げされます。但馬漁業協同組合では、持続可能な漁業を目指して、足の取れたカニや規格外で小さい魚などの未利用魚を有効活用するために付加価値をつけた商品の開発を進めてきました。そこで生まれたのが『天然醸造 麹の魚醤』です。 ―約4年の試行錯誤 同商品は香
2020.01.31
但馬CULTURE VOL.53 面沼(めぬま)神社のお茗荷(みょうが)祭り
新温泉町竹田に鎮座する面沼神社。周りに雪が積もる2月、但馬七不思議にあげられる奇祭「お茗荷祭り」が行われます。 ―但馬七不思議のひとつ「お茗荷祭り」 毎年2月11日に行われるという「お茗荷祭り」。面沼神社境内には「めぬ池」とよばれる小池があり、その池のなかにある小島にミョウガの芽が育ちます。 通常春から夏にかけて芽を出すミョ
2019.12.20
但馬CULTURE VOL.52 復活した伝統の味 矢田川みそ
兵庫県香美町には古き良き手作りみそがあります。地元素材を使った特産品として、また日常をほっと温める味として、「矢田川みそ」を食卓に出してみてはいかがでしょうか。 ―米麹の旨味とやさしい甘さ 日々の食卓に欠かせないみそ。香美町村岡区にある道の駅「あゆの里矢田川」で特産品として愛されていた「矢田川みそ」が、地域の声援に応え昨年復
2019.11.27
但馬CULTURE VOL.51 中井権次(ごんじ)の足跡
江戸時代の中頃から昭和初期にかけて、神社仏閣に数々の彫り物作品を残した名彫物師集団がいます。彼らは中井権次一統と呼ばれ、但馬にも多くの作品を残しました。 ―中井権次一統とは 「丹波の名彫物師」としてその名をはせた柏原・中井家が兵庫県丹波市柏原へ定住するようになったのは、1615〜1619年にかけて行われた柏原八幡宮・三重塔の
2019.11.08
但馬PLACE VOL.18 レンタルスペース岡見
兵庫県香美町にある岡見公園。ここから一望できる美しい香住海岸の眺望は国の名勝に指定されており、日本海に沈む夕陽は「日本の夕陽百選」にも選ばれています。そんな公園横に、誰もが集える「レンタルスペース岡見」が生まれました。 ― 国の名勝に佇む旧料亭 元となった建物は、1928年に建てられた料亭「岡見亭」。結婚式が行われるなど、地
2019.10.23
但馬CULTURE VOL.50 芸術家の集う町 うちげぇのアートおおや
「まちをアートで楽しく。」兵庫県養父市では、観光交流人口を増やすプロジェクトの1つとして、「おおやアート村構想」が進行しています。 ―芸術家の集うまち おおや 養父市大屋地域は、但馬の中でも多くの芸術家が移住し、創作活動をしている場所として知られています。1994年から始まった「木彫フォークアート」は、各地から木彫作品が集ま
2019.09.09
但馬CULTURE VOL.49 日本遺産 鉱石の道
2017年4月28日、養父市、朝来市、姫路市、福崎町、市川町、神河町の6市町で繋ぐストーリー『播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道 ~資源大国日本の記憶をたどる73㎞の轍~』が日本遺産に認定されました。但馬では初の認定です。 ―祝・日本遺産認定 日本遺産とは、地域の歴史的な魅力や特色を通じて文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定
2019.08.16
但馬STYLE VOL.28 高垣 茂光さん《新温泉町》
兵庫県新温泉町千原の国道沿いにある「高垣自転車店」をご存知でしょうか。但馬では珍しいスポーツ自転車専門店として、地域に自転車の楽しさを伝える店長の高垣茂光さんにお話を聞きました。 ―スポーツ自転車の世界 ロードバイクやマウンテンバイクなどに代表されるスポーツ自転車。環境に優しく広い年齢層が楽しめるスポーツとして近年人気が高ま
2019.08.05
但馬CULTURE VOL.48 農業遺産 但馬牛
“世界の舌を魅了する”神戸ビーフや特産松阪牛の素牛「但馬牛(たじまうし)」を育む「兵庫美方地域の但馬牛システム」が、2019年2月に日本農業遺産に認定されました。 ―日本初の、牛の血統登録 兵庫県北西部に位置する美方郡は但馬牛の原産地として知られ、全国の黒毛和牛の99.9%に血縁を持つとされる名牛「田尻号」のふるさとです。江
2019.07.25
但馬CULTURE VOL.47 香り高く 天滝ゆずシャーベット
天から降り注ぐかのように流れ落ちる水の柱。兵庫県養父市にある「天滝」は、98メートルと県下一の落差を誇る、但馬を代表する名瀑です。そんな雄大な天滝の名産・天滝ゆずを使った「天滝ゆずシャーベット」が今じわじわと人気を集めています。 ―香り高い天滝ゆず 企画開発を手掛けたのは養父市八鹿町のレストラン「ベリッタ」。複数の企業が持つ
2019.07.05
但馬PLACE VOL.17 玄武洞ミュージアム
約160万年前の火山活動を現代に伝える、兵庫県豊岡市にある国指定の天然記念物「玄武洞」。そんな玄武洞をテーマにした石の博物館「玄武洞ミュージアム」が、2018年にリニューアルオープンしました。 ― 奇岩の名所 玄武洞 国指定の天然記念物である玄武洞公園。石でできた階段を登ると、六角形の柱状節理が雄大に積み上がる玄武洞が視界に
2019.06.24
但馬STYLE VOL.27 廣氏 佳典さん《養父市》
兵庫県養父市にある「ラ・リビエール」は、カタシマ株式会社が運営するフランス料理レストラン。総料理長の廣氏佳典さんの目指す「但馬のフランス料理」とは、どのようなものなのでしょうか。 ―但馬ならではのフランス料理とは フランス語で「川」を意味する、レストラン「ラ・リビエール」。明るく落ち着いた雰囲気の店内では、多彩な特産物を持つ