三原谷の川の風まつりに行ってきました


10月25日と26日、三原谷の川の風まつりが行われました。
竹野町の山間にある人口わずか400人余りの地区で、今年で第6回目の開催になります。

メイン会場は、廃校となった旧大森小学校。
校庭では近所の方が作られた野菜や和裁ものが販売され、甘酒の無料提供も。
コウノトリの形にくり抜かれた板を好きなように塗ると、裏の田んぼに次々と飾られていきます。
二階では、校舎と外の景色とマッチした展示が。タペストリーに印刷した桑野本の写真が柔らかく光を含んでいたり、雄大な書が力強く鎮座していたり…
一階では小さいお子さんからお年寄りまでが席を並べ、シェフによりこの日のために考案された「三原谷ランチ」や、地元の方々による手打ちそばに舌鼓を打っていらっしゃいました。

少し離れた古民家・ギャラリー風来にも、ダンゴムシのオブジェや暮らしの中で使う様々な器がそこかしこに展示されていて、来客者の心を和ませていました。

三原谷地区は袋谷なので、用事がなければ人が通ることもそれほどありません。
筆者はこのイベントで初めてこの地区を訪れ、川や棚田の風景の美しさにため息が出て、また風まつりのほのぼのした雰囲気でとても楽しい記憶ができました。ゲストで遠方より来られた芸術家の方々も「但馬っていいね。水もきれいだし、何だか落ち着くんだよね。」と仰っていました。
そのような、三原谷を知り「また来たい」と思われた方は多いのではないかと感じます。