明延鉱山と一円電車

所在地: 兵庫県養父市大屋町明延

奈良・東大寺の大仏鋳造の際に、ここから産出した銅が使用されたと伝わる古い鉱山。明治42年に錫鉱脈が発見されると、日本一の錫鉱山として栄え、産出量は全国の90%を誇りました。昭和4年開通の明神電車は明延と神子畑を結び、乗車料が1円だったことから「一円電車」の愛称で親しまれました。昭和62年に閉山しましたが、坑道の一部は探検坑道として一般公開され、一円電車も手作りの線路を使い定期的に復活運行しています。