生野銀山の門柱と菊花紋章


 

『夢但馬2014』事務局です! 
パスポートの表紙にデザインされている「菊花紋章」。日本国を象徴する菊の御紋です。この紋のついた建造物が但馬に一つあります。どこだかご存じですか?

正解は、生野銀山の門柱です。807年の開坑以来、時の権力者たちにとって超重要だった生野銀山は、豊臣秀吉の財政を支え、江戸時代は幕府の直轄地となり、明治元年からは日本で最初の政府直轄の運営鉱山でした。
明治22年には皇室の財産となり、菊の御紋が与えられます。その7年後には、三菱合資会社(前身の三菱商会の創始者は、土佐藩出身の岩崎弥太郎)に払い下げされ、日本の近代化を加速させていく原動力になるのです。

日本の経済を支え続けてきた生野銀山。役目を終えた静かな坑道では、今日みたいに暑い日でもひんやり涼しい環境を活かし、いろんなものが「熟成」されて眠っています。日本酒にワイン、焼酎、お菓子、そして地元の小学生たちの思い出がつまったタイムカプセルまで!
海外旅行もいいけれど、今年の夏はぜひ生野銀山へ。菊の御紋を見て、坑内で涼みながら日本の近代に思いをはせ、ここでしか買えない熟成みやげをゲットしてくださいね!(K)

生野銀山の坑道で熟成されているもの
?ワイン・日本酒・焼酎(姫路の酒岳堂によるプロデュース)
http://www.ikuno-ginzan.co.jp/omiyage/omiyage03.html
?クリスマス用菓子シュトーレン(カタシマ)
8月に蔵入れ、3ヶ月の熟成を経て、11月に蔵出しの予定
http://www.katashima.co.jp/info/2010/12/post_360.html

銀の谷エクスペリエンス
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写真提供:朝来市