「但馬はゆく!」番外編 『橋本麻希』さん


『夢但馬2014』事務局です。
引き続き、「但馬はゆく!」の番外編です。今日ご紹介するのは、この春、城崎温泉にオープンする「城崎国際アートセンター」の立ち上げに奮闘中の橋本麻希さん(1985年生まれ)です。

橋本さんは、大阪生まれ。ピアノが好きで、自ら即興演奏も楽しむ演奏者です。大学院で「アートマネジメント」を専攻した橋本さんは、瀬戸内国際芸術祭にボランティアスタッフとして関わったり、コンテンポラリーダンスの制作に関わったり、また、別府温泉で現代アートの取り組みを調査・研究したりしながら、「アートを地域に持ち込むことで何が起こるのか」を現場で考え続けます。

そして、こう確信するのです。アーティストというのは、私たちが思ってもいないような視点を提示してくれる存在だ。優れたアーティストがつくり出すアートには、常識や習慣に固まった私たちの発想や行動の「枠」を解き放し、新しい価値観を育む力がある、豊かな気持ちを育て、心を満たしてくれる力がある。地域の文化を豊かにする可能性を秘めているかもしれない、きっと秘めているにちがいない、、、と。

そんなとき、城崎でアーティスト・イン・レジデンス(アーティストが長期滞在しながら創作活動を行う拠点施設)を整備する計画があることを知り、迷わず豊岡市へ移住、事務局として働き出すのです。これまでやってきた活動を活かしたい!との夢を胸に。

すでに、劇団青年団の国際演劇交流プロジェクトであるロボット演劇の『変身』(なんとイレーヌ・ジャコブ出演! 映画好きの方、これは見逃せません!)が、城崎で世界初演を行うなど、世界的に話題になりそうな魅力的なプログラムが決まりつつあります。温泉につかって美味しいご飯を食べた後、浴衣に下駄姿で、カラコロ歩いて夜の観劇に出かける。そんな城崎の新しい楽しみ方が誕生するのも、もう間近です。

城崎で世界と出会い、城崎で生まれた作品が世界へ旅立つ。進化を続ける城崎から、これからもますます目が離せません。
「但馬はゆく!」のどこかの回に、橋本さんも参加される予定です。ぜひ会場で話しかけて、交流を深めてください。(「但馬はゆく!」の詳細は、後日まとめてお知らせいたします)※写真左端が橋本さん

城崎国際アートセンターHP
http://kiac.jp/

城崎国際アートセンターfacebook
https://www.facebook.com/kinosaki.international.artcenter?ref=stream